2006.05.21 PL実験(その1)




曇り or 雨のぐずついた天候が続く中、奇跡的に1日だけピンポイント的に快晴の日曜日!




……しかし、さあ出かけるぞ、と勇んだのもつかの間。

今日は地元自治会主催の運動会なのであった……(笑) ご近所と共同で出場することになっていたのでドロンと消えるわけにもいかず、早朝からの那須方面攻めは断念。




ようやく自由に動けるようになったのは午後。 とはいえ快晴の日曜日のこの時間帯に那須街道にチャレンジするのは自爆みたいなものなので、趣向を変えてちょっとした実験をするに留めることにした。




さてこれが実験場なのだが、主役はヒメジョオンではなく奥の水田だ。




ここで何の実験をするのかとかというと、PLフィルタの効用を確認しておこうという他愛の無いものである。 沖縄の海で海面反射に悩まされた経験から、PLフィルタφ57mmを買ったのでそのデビュー戦というわけだ。

そんな次第でまずはPLなし↑での水面写真を撮ってみる。水面反射が強く、ほとんど真っ白になっている。




これがPLを効かせるとこうなる。PLフィルタは非常に細い線が刻んであるガラス板を2枚重ねたもので、この線の隙間を光が通り抜ける時、線と並行方向に振動する光のみを選択的に通過させる。水面などの反射物を経由してくる光は入射角に応じた特定の振動方向の光で構成されているので、これをPLで加減してやると反射光の強さも加減できる。うまく打ち消す角度にしてやれば、反射のないクリアーな絵が撮れるわけだ。

ちなみに筆者はPLフィルタは銀塩時代から使ってはいたけれど、主力がコンパクトデジカメになってからはしばらく遠ざかっていた。コンパクトデジカメにはフィルタを装着するネジ山がないので、そもそもフィルターワークには向かないと考えていたからだ。

…でもまあ、デジ一眼に乗り換えた訳だしこれから少しずつまた揃えていってみよう。




さて田んぼでおしまいでは悲しいので、そのまま那珂川に出てみた。




むこうに見えるのは晩翠橋。さてPLを効かせて撮るとどうなるだろう。




やや逆光気味なので劇的な変化・・・という訳でもないが、一応違いは確認できる。このシチュエーションだとフィルタは無しで水面反射を生かしたほうが絵になりそうだ。このデータはあとで 「写真を撮ろう」 のコーナーにでも流用してみようかな。

※補足:そう言いながら6年間も放置して、2012年になってから 「写真紀行の奨め」 という別コーナーを作ったのは内緒である(爆)

<完>