2009.05.09 百村~深山
朝のうちに、ひょろりと深山ダムまで往復して参りましたヽ(´ー`)ノ
そういえば正しい残雪を見ないうちにGWも明けてしまった。まさに光陰矢の如し。
そんな訳で、この際気休めでもいいのでとりあえず板室~深山の状況を見ておこうか…と瞬間Hit&Awayに出かけてみることにした。
世間はすっかり緑の季節。見上げれば空は五月晴れ…こんな日はクルマでゆったり流すのが正しい休日の過ごし方である。窓を開ければ爽やかな高原の風・・・いいねぇ。
写真は百村~穴沢付近の牧草地帯である。水無し扇状地である那須野ヶ原の最北端にあって、水が地中に潜ってしまうぎりぎりの山沿いに古くから帯状に小集落が点在していた。かつての会津中街道はこの水の確保できる帯状のルートを通っており、そのうち取材してみようと思っているが全然手が付いていない。
……が、さし当たって今回はマターリ風景を眺めるドライブなのでミーハーに進んでみよう。沿線はツツジがちょうど満開でイイ具合になっていた。
那須近郊のツツジのシーズンは意外と長い。大雑把にいってヤシオツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジと主要な品種が入れ替わりながら4月初旬~6月一杯くらいまで続いていく。5月の主役はヤマツツジである。沿道、公園などに植林されている以外に自生株も多いので、この時期ならどこに行っても見ることができる。
山は新緑の広葉樹と常緑の針葉樹の暗い色彩がまだら模様になっていた。
木ノ俣集落を過ぎるとそろそろ山岳部である。木ノ俣川の水の透明度が美しい。
水面のアップを撮ってみた。こういう透明感のある水の表情はいいなぁ。
そのまま道なりに行ってしまうと板室温泉なので、途中で左側にそれて深山ダムを目指す。緑のトンネルをゆるゆると登って行くと・・・
やがて深山ダムに到達した。
奥に見えるのは大倉山、三倉山、流石山のピークの連なりである。那須連山のなかで恐らく最後まで雪が残っているのはこの山の周辺だろう。見れば僅かながらも雪渓が残り、なんとか残雪には間に合ったようだ。
とりあえずこの景色を見たことで目的達成フラグはON。…まあ、よかった、よかった。
湖畔には八重咲きの山桜らしい花が咲いていた。この時期にまだ見られるとはね。
見れば新緑に埋もれつつある山肌に、ちらほらと桜かコブシのような花の姿が散見される。平地では通り過ぎてしまった桜前線も、まだこの付近では緩やかに留まっているらしい。
足元のダム湖は雪解け水で青々と澄み切っていた。水温が低いためか藻類なども繁茂しておらず、水は透明で湖底の構造物の様子がよくわかる。
その中に、大人の背丈ほどもありそうな流木が浮いていた。周辺の水の色と相俟って、ちょうど巨大な茶柱が立っているように見えなくもない。
…こんな浮き方の流木もあるんだねぇ、と思いながら一服の時を過ごして帰還。
なんだかミもフタもないレポートになってしまったけれど…まあいいや。
【完】