2012.03.04 雪景色の那須高原を行く

 



早春の那須高原を流してまいりましたヽ(・∀・)ノ

 
早くももう3月…そろそろ雪景色も見納めの頃かな…と思い、何も考えずに那須高原を軽く流してみた。前回の越後湯沢編は無い頭を絞っても大した内容にならなかったので、今回は何も考えずにさらりと走り抜けるだけである(笑)

そんな訳でとりあえず、りんどう湖を掠めて牧場エリアに向かってみよう。
 

 
途中は思い切り省略である。いつもの広々ポイントで那須山塊を眺めてマターリしてみた。春…と呼ぶにはまだ多少の躊躇を伴うものの、さりとて真冬という感じでもない。そんな明るい雪景色である。


 
道路以外は一面真っ白…ではあるのだが、積雪は10cmくらいしかない。あと4、5日ほども晴天が続いたら、雪も融けてまだら模様の早春の風景になっていくことだろう。


 
茶臼岳はほどよく雪化粧していた。いつもなら背景に雪雲を伴っているところだが、今日はそんなお供も連れずにドンと山塊の威風を示している。


 
さらにイケメン度120%の朝日岳が脇を固める。


 
そういう景色を眺めながらで飲むコーヒーは、実に旨い。今回は冷めないように直前に自販機で買ったものを携行しているので、割と熱い状態で一服することが出来た(^^;)


 
さて一服した後は山側に向かいつつ寄り道をしてみよう。


 
この季節、一歩奥まったところにある風景がなんとも味があって面白い。明るい雑木林や付近に点在する酪農家の牧草地などが非常にいい感じの雪景色になるのである。




ここで馬なんぞが駆けていたら最高なんだけどな・・・w




さらにゆるゆると進んでマウントジーンズスキー場までやってきた。駐車場は既に一杯で、どうぶつ王国から臨時のシャトルバスが走って客をさばいている。昨年は震災でいきなりシーズンが終わってしまったけれど、今ではもうすっかり通常営業に戻っている。




さてここからは、無料になったボルケーノハイウェイに乗ってさらに登っていく。




冬季通行止めのゲートのある大丸温泉まで登ると、こちらも駐車場は満杯だった。ここは那須ファミリースキー場に隣接しており、温泉とスキーを同時に愉しむことができる。ついでに言えば温泉街は那須で人が通年居住する最高標高の場所でもあり、この季節に人が登ってくる理由のつく最終地点なのだ。




…といっても、筆者はこれから仕事の都合で熊谷に向かわねばならないので、実はあまりゆっくりしている暇が無い。とりあえず雪山具合を眺めて一服する程度。…まあ、仕方がないんだけどな( ̄▽ ̄;)

土産物店で遅めの昼食をとりながら無駄話をしてみたところ、昨日の朝は樹氷が綺麗でしたよとのこと。山頂近くでは筆者も何度か見たことはあるけれど、そういえばこの標高ではまだ見たことがない。そのうち見る機会はあるのだろうか…ちょっと心許ないなw




湯気がもくもくと昇っているので、道路の陰になっている遊歩道のほうにいってみた。

見れば郭公沢を渡ってスキー場に向かう橋の脇で温泉の湯が溢れている。掛け流しの温泉の余り湯が、ここから捨てられているのである。




手を触れると、ヤケドをしそうなほどに熱い湯であった。これだけの温度と湯量ならちょっとした湯船をつくるだけで共同浴場がひとつ出来てしまいそうだが、そうはなっていないところに山中の贅がある。


 
湯の底に溜まっている白っぽい成分は湯の花。手で掬(すく)ってみると硫黄の匂いがした。これも容器に詰めて店先に並べれば何がしかの値段が付く筈だが、どうもここの温泉は商売っ気が無いらしい。


 
…これだけの湯がそのまま川となって流し放題になっている。ちょっと勿体無い気もするけれども、まあそんな風景があってもいいか…くらいに眺めておこう。


 
もう少しゆっくりしていたかったが、タイムリミットとなり引き揚げることにした。雪山探訪などもしてみたかったのだが…まあ、続きはそのうち…というか、実質的に来シーズンかな(笑)

そんな訳で、今回は簡単にここまでにしておきたい。

<完>