2013.04.28 GWの那須野ヶ原(その1)
ゴールデンウィークがやってきたようなので那須野ヶ原を周遊してみました (´・ω・`)ノ
更新をサボっている間に、いつのまにか世の中はGWになってしまった(^^;)。今年はカレンダーの曜日の並びが悪く、せっかくの黄金週間も前半と後半が分離してしまっている訳だが、ニュースによるとそのおかげ(?)か海外旅行は低調で国内旅行に出かける人が多いらしい。
那須もその例外ではなく、高速道路周辺は夜間早朝とも交通量は多い。まあ国内でお金が回るのは結構なことなので、この流れが早いとこ筆者の懐にまで届いてくれるよう、景気の神様のリップサービスに期待したいところだ(何)
さてそれはともかく、この日は筆者的には木綿畑(きわたはた)で行われる獅子舞を見物しようと思っていたのだが、祭りの時間帯が昼から午後2時頃迄と若干中途半端なので、その前後に混雑領域を避けつつ那須野ヶ原の北部方面をさらりと流してみることにした。ここではその状況を軽めのレポートで報告してみたい。
※なお獅子舞は記事の内容のバランス上、別項で紹介することとしたい (^^;)
■埼玉
そんな訳でいつもの如く那須塩原駅を起点にゆるゆると走り出してみる。
ひとまずは駅前道路を大佐飛山方面に向かい、那須ガーデンアウトレット付近の混雑エリアを避けてひとつ手前の唐杉交差点から飛行場跡地(南埼玉)側に折れていく。この付近は那須疎水第二分水の給水エリアにあたり、もう水田には水が入って代掻きが行われていた。桜は大方は葉桜に移行してしまったが、まだいくらか名残咲きがみえる。
飛行場を過ぎると水田と牧草地が交互に並ぶ混在地となっていく。特に狙ってこういう状態にしたわけでもなさそうだが、牧草に混ざって菜の花が繁茂していて、のどかな風景が続いている。
埼玉の開拓地は広く、山側から上埼玉一区、同二区、下埼玉、南埼玉一区、同二区、同三区と六つのエリアに分かれている。南埼玉の三つの区が飛行場跡地で、明治時代の開拓で開かれたのが上埼玉(一区+二区)と下埼玉にあたる。ここは防風林と開拓地が櫛の歯のように並んでおり、那須疎水による水の供給があるので水田の比率が多い。
いずれの地区も観光客の来るような場所ではないので、GW中といえどもクルマは殆ど通らない。混雑期にはこういうところを縫って移動すると、余計な渋滞に巻き込まれずに済むので具合がいい(^^;)
■青木
そのまま進むとやがて板室街道(r369)に抜ける。ここも幹線道路である割に比較的空いている道路だ。
ところで多少の誤差は四捨五入して那須~塩原方面の混雑エリアを大雑把にまとめると、オンシーズンの休日の午前中だと、おおよそこんな(↑)感じだろうか。いずれも遠方からクルマでやってくる観光客が一本道の奥を目指して渋滞をつくるもので、昼頃になるとここからじわじわと周辺にクルマが分散していく。
この間、地元住民は不毛な渋滞を避けてそもそも危険領域(?)には近づかないか、行くとしても時間や方向をずらしてすり抜けている。今回筆者が走っているのは、そういうコースの一例ということになる。
さてやがて青木の道の駅 「明治の森・黒磯」 に到着。結構イケてる割にそれほど混雑感のないスポットだ。ここで小休憩と菜の花を楽しんでいくことにしよう。
まずはカフェで新作のケーキが出来たというので、コーヒーとセットで試食してみることにする。
ついでながら弁当代わりに焼きたてのパンなどを補給しておこう。
ケーキは普通に旨い。ここはグルメサイトではないので歯の浮いたようなお世辞は書かないけれども、苺の含有量が多めでなかなか正直な作りになっていた。筆者的には、ちまちまカットせずにまるごとゴロンと "漢仕様" のメニューがあってもいいんじゃないかと思うのだが…w
しばしお茶の時間を愉しんだ後は、一面の菜の花を眺めてみた。今年も密集した黄色い絨毯が清々しい。
花具合はちょうど咲きはじめのジャストタイミングのようだった。菜の花は花期が長いので見頃は一か月ほども続くのだが、後半は丈が伸びきってだんだん締りがなくなってくる。写真を撮るなら前半の密集感のあるうちがサマになるように思う。
ここで本来なら主役である筈の青木亭をバックに1枚。…そういえば、あの青木亭のレポートはあまりちゃんと書いたことがなかったな。今日は流しドライブなのであまり時間を割けないけれども、そのうち何か書いてみることにしよう(^^;)
それにしても、これだけ整備が行き届いて花具合も超ストライクなのに、公園部分には数えるほどしか人がいない。…毎度のことながら、ちょっと勿体ない気がしないでもないw
■西岩崎
道の駅を出てからは、戸田交差点に抜けて r30 を右折、那須方面に向かう。
まもなく那珂川添いの那須大橋展望台(通称:ポケットパーク)に到着。ここから向こう側は混雑エリアなので、今日は突っ込まないで寸止めにしておくことにする。
足元の那珂川では、ヤマメを狙っているらしい釣り人が入っていた。まだフライには少々早いが魚は瀬に出てきており、カゲロウの幼虫(チョロ虫)などをよく追っているようだ。
川沿いの木々は萌黄色…というにはまだ幾分早いような様相にみえる。那須野ヶ原は南側と北側で標高差が400mあまりもあって季節の進み方にも若干傾斜がある。新緑の先端はいまのところこの西岩崎のあたりを匍匐(ほふく)前進中…といったところかな。
目を転ずれば、展望台から見る那須連山は昨夜降ったらしい雪を頂いて白く染まっていた。
そういえば、先週も雪が降っていたのだなぁ…。塩原では温泉街で5cmあまりの積雪があった。どうも今年は平地の桜が早かった割には山間部で遅い雪がいつまでも見られ、季節は行きつ戻りつ…といった様相のようだ。
望遠レンズで茶臼岳をズームすると、7合目くらいまで降雪で白くなっているのがみえる。この状態では今日ロープウェー方面に向かった人は、おそらく雪景色の中で凍った砂礫を登ることになるのだろう。…ちょっと大変そうだな(^^;)
ちなみに筆者は以前、似たようなコンディションの日に茶臼岳に登ったことがある。
これ(↑)はそのとき(2004/4/24)に撮った山頂神社の祠だが、このときはあらゆるものが霧氷でバリバリに凍り付いていた。持参したお茶も歩いている間にペットボトルの中で凍ってしまったくらいだから、4月下旬とはいっても山の天候はナカナカ侮れない。
<つづく>