2006.01.01 初詣:那須温泉神社 (その2)
しばらく火にあたっていると、ドォーン、ドォーン…と太鼓の音が鳴り響き、神主が祝詞を読み上げるのが聞こえてきた。ついに、2006年の到来だ。
人の列が動き出し、さっそく初詣が始まる。様子を見ているとここに集合しているのはみな地元の氏子衆らしく、お互いに顔見知りのようだ。 あちこちで 「あけまして…」 とお互いに挨拶する声が聞こえてくる。 やはり遠方からはるばるやってくる物好きは少数派らしく、ここは地元民の空間であるようだった。
そうこうしている間に順番が巡ってきた。とりあえず筆者は家内安全、商売繁盛、武運長久(何の?w)などいろいろ盛りだくさんに祈ってみた。那須与一が祈りを捧げたくらいだから御利益は望めるのだろう。
お参りの後、氏子一同は本殿内で神主のお払いを受けるらしく整然と並んで座り始めた。仏教寺院ならここでありがたい説法のひとつもあるのだろうが、神社は神様にご挨拶するのが主なので 「アナタは偉い!凄い!カッコイイ!」 と奏上する祝詞を読み上げたら、あとはお祓いをするくらいだ。 筆者は部外者なのでここは素通りである。
さてせっかくなのでおみくじを引いてみよう。
おお、大吉だヽ(´ー`)ノ
・・・なになに 「思う事、思うがままに成し遂げて 思う事なき家の内哉」 ・・・すごい、ウルトラパーフェクトな強運じゃないか。 今年は幸先よさそうだな。
年が明けると、ゾロゾロと参拝者が集まってきた。なるほど・・・ここの住民氏は一番乗りを狙ってやろう、とかそういう勢いだけの短絡行動はあまりしないみたいだな。
さて運もよかったことだし気を良くしてお札のひとつも買っておこう。
ふふ、これで完璧だ(…何が:笑)
社務所の前では、氏子有志一同が豚汁と甘酒を振舞っていた。テキヤを入れない代わりに氏子か自治会でいくらかの供応を賄ってくれるらしい。筆者もありがたく頂いてみた。 こういう手作り感のある初詣も良いものだな。
そんな次第で、本年もよろしくお願いいたします m(_ _)m
<完>