2006.0409 残雪の那須(その2)




■那須ロープウェイへ




さて大丸温泉のゲートを過ぎて、冬季閉鎖されていたエリアに入っていく。




積雪はそれなりにあるけれども、除雪はしっかりとされていて通行には支障がない。




見れば残雪には風紋が刻まれていた。風は強めだ。表層は最近積もったらしい。




雪の壁は高いところでは2mくらいあるが局所的なもので、全体ではほぼ1m未満といったところか。溶け出した雪が路上に長い水跡をつけて流れているが、最上面はサラサラ雪なのでちょうどこのあたりが雪が解けるかどうかの境界になっているようだった。




ロープウェイの山麓駅が見えてきた。ゴンドラは……うーん、動いているようには見えないな。




そして山麓駅に到着。ここは吹きさらしの尾根筋のためか、風が猛烈に強い。シャッターも半分閉まっている。




中に入ってみると、案の定?というか、風のため運休していた。 売店は営業しているものの客はいない。




おかげで駐車場は筆者の占有状態で、これはこれで清々しい(笑)




ロープウェイを使わず朝日岳側から上っていく登山ルートもあるにはあるのだけれど、風の通り道コースでもあるので本日のアタックは断念することにした。時間的にも、オール徒歩で行く場合には早朝アタックでないと厳しいからね。




そんなわけで自販機にいくらかのお布施をしてコーヒー休憩の後、周囲の風景をいくらか撮影して撤退することにした。




桜が本格的に咲くと休日は花見モードだから、雪の風景は本日で見納めになるかもしれないな。 ……まあ、それはそれで致し方あるまい。 これも自然のうちだよ。




さて山を下って夕方近く、那須塩原駅前をいくらか流してみたところ、水田脇に梅をみつけたので撮ってみた。




みればまだ咲き始めである。雪と梅と桜が狭いエリアで同居する。この時期の那須周辺はちょっとしたワンダーランドかもしれない。

※2006.04.16 追記:これ、もしかすると杏(あんず)かも…?(^^;)

<完>