2006.05.03 TEPCO塩原ランド~那須野ヶ原公園(その2)




■千本松牧場




次にやってきたのは千本松牧場(ホウライ牧場)である。桜並木はすっかり新緑のアーチとなっていた。相変わらず、人は多い。




子供は大喜びで走り回ったりアトラクションに興じたり・・・なのだけれど、どこを見回しても人がゾロゾロ…というのは、牧場というより遊園地といった感じだな。

那須地域には牧場は非常に多いが、純然たる生産の場としての牧場と、半ばレジャーランドとして整備された観光牧場はまったく趣が違う。行楽客の目に留まるのは観光牧場のほうで、そうでない一般の牧場は幹線道路から一歩奥まったところで静かに牧草地が広がっていたりする。




子供が喜ぶのはもう圧倒的に観光牧場の方だ。とにかく走り回って、遊んで……というのが楽しいらしい。




風景写真的には、撮影意図にもよりけりだが人はなるべく映し込まないほうが良いと言われる。そんなわけでカメラの目線をあげて新緑の部分だけを切り取ってみた。

こういう特徴のない(→どこで撮ったのかよくわからない)写真を 「つまらない」 と斬って捨ててしまう人もいるけれど、広告の背景や 「とりあえず新緑!」 なイメージが欲しい場合はこういう写真のほうが素材として重宝されたりする。 無個性だって別に悪い訳ではない。



 

■那須野ヶ原公園




さてせっかくなので、ちょっと奥まったところに足を伸ばすことにした。




行き先は、那須野ヶ原公園である。GWなので人出はそれなりにあるが、人口密度は千本松牧場より格段に少ない。混雑を避けてゆったりした時間を過ごいたい向きには、ここがお勧めである。

・・・で、子供はというと、相変わらず駆け回って喜んでいる。・・・お前ら、要するにどこでも良い訳なのか?(笑)



とりあえず天の声は満足しているようなので、筆者は目を離さない程度の距離感でウロウロしてみた。 鯉幟と噴水がちょうどイイカンジなので撮ってみよう。

さてシャッター優先の1/1000秒で水の動きを止めてみたのだが如何なものか。どうせ撮るならもう少し極端に寄ったほうが良かったかもしれないが、まあこれはこれで良し。




その後は、これまた天の声に導かれて展望タワーにも登ってみた。
おお、山まで視界が通ってイイカンジではないか。



ここから山側までの平野部は、およそ6kmある。那須野ヶ原の北端から南端までが約30kmだから、ここから見えているのは標高の高い方の1/5くらいということになる。

ここから南側は那須疎水のエリアになり水田が多くなるのだが、今見えている北側は現在でも潤沢な水は使えず畑作や放牧場として使われていて、樹林も多い。古い時代の那須野ヶ原の様子を偲ぶなら、ここから見る景色がそれに近いように思える。




視界が良いので望遠300mmで山側を切り取ってみた。この時期の残雪は新緑との対比が美しい。




そのまま、マターリと時間をつぶしてゆったりと時間を過ごした。 暴れまわった天の声はそろそろスタミナが切れたようで、うまいこと消耗してくれたようだ。



そんなわけで、今日のところはおしまいヽ(´ー`)ノ


<完>