2006.07.06 沼原湿原にニッコウキスゲ咲く
そろそろニッコウキスゲの季節なので沼原湿原を歩いて参りましたヽ(´ー`)ノ
今年の梅雨前線はオホーツク高気圧が頑張っているせいかなかなか北上しない気配らしい。東京の日照時間は平年の半分だそうで、長期予報でもどうやら夏らしい夏はやって来ない?可能性があるという。そんな訳で那須の天候も不純なままである。
さてそんな中、ニッコウキスゲ状況を確認しておこうと沼原に登ってみた。那須塩原駅を起点とすると、板室温泉を経由してr266を湯本方面に進み、途中から山側に折れていくコースとなる。
板室温泉街の道端にはおそらく人工的に植えたものであろうニッコウキスゲが並んでいた。開花状況はほぼ満開で、ちょうどシーズン到来といったところである。
板室を過ぎて那須山麓道路をハイランドパーク方面に進むと、やがて沼原への案内板が現れる。ここから折れて白笹山を巻くように7kmほど登ると沼原湿原に至る。
■旧・会津中街道~湿原入り口
湿原そのものは標高1200m付近にある。登っていくと濃霧(遠くからみると雲にみえる筈だが)に包まれ始めた。この付近はダム工事のために道路が拡張されていたりするのだが、ほぼ昔の会津中街道(※)と重なる道であるらしい。
※昔は三斗小屋を経由して会津方面まで通じていたものの、今では三斗小屋が廃村になりその先の街道は消失している。
やがて沼原調整池脇の駐車場に到着した。揚水発電を行っている深山ダム発電所の、上側の貯水池の入り口にあたるところである。湿原にはここから1kmほど坂を降りていくことになる。
駐車場では珍しい車両をみつけた。1軒の民家もない山奥でもNTTはしっかり防犯パトロールにいそしんでいるらしく、どうみても観光で寄り道しているようにしか見えないのだが、きっと真面目に仕事をしているのだろうと好意的に解釈しておこう(…なんだかよくわからん日本語だなw)
■登山道を降りる
駐車場から湿原までは歩いて10分ほど下る。なお昔の街道は調整池で潰されてしまっていて、このルートは後付けでつくられたものである。盲蛇石のあるところから麦飯坂へ向かうルートが旧道にあたっている。
あたりを見れば、うーん、また霧が濃くなってきたな・・・
途中、石段にへばりついているナメクジをみつけた。10cmくらいある大型のものだ。ヤマナメクジの仲間だろうか。
■沼原湿原へ
石段を下りきって、湿原入り口に到着した。ここからは木道を行く。
湿原は梅雨どきだけあって水量はたっぷりあった。ニッコウキスゲも咲きそろってきているが今年は花数がやや少ないか…。濃霧で視界がきかないので絵としてはイマイチだが、まあ贅沢は言うまい(^^;)
遠景がダメなら近景で・・・ということで、キスゲのアップ。まだ咲きかけのところで蕾はどんどん出てきている。本来のピークは1週間くらい先かもしれないな。
<つづく>