2006.10.29 日塩もみじライン(その2)







さてもみじラインも高低差があるので、木々の色づき具合は標高に応じて変動する。気温は100m上がる毎に0.6℃ずつ下がっていく。500mぶん高いところに行くと気温差はざっと3℃ということになり、約一週間タイムスリップして季節を先取りしたのと同じことになる。

本日のところは、とりあえず料金所付近から上がちょうど絶妙の染まり方をしているようだった。さきほどの福渡が標高500m、料金所が同980mであるから、ちょうど一週間分、季節を進めたのと同じ勘定になる。




朝方の雲はすっかり引いてしまって明るい日が射している。紅葉の写真を撮るにはかなり良い状態になってきた。




付近はもう、極楽のような染まり具合である。




こちらはもう、赤。赤。赤。




今年は大当たりのようなので、とにかく撮りまくるヽ(´∀`)ノ

真っ赤に染まったカエデもいいけれど、撮り比べてみるとやはりグラデーションを残しているほうが自分的には綺麗だと感じる度合いが高いような気がする。このへんは個人的な趣味なので、まあ好きなように撮ればよいのだろうけれど。




標高が上がってくると、カエデは減って黄色系のブナなどの割合が増えてくる。




登るにつれて、そのブナの葉も落葉の割合が高くなり晩秋の面持ちをみせはじめる。




これはこれで趣があるので、缶コーヒーを片手にちょっとゆったりと眺めてみた。




やがてもみじラインのちょうど最高点付近、エーデルワイススキー場(標高1250m)に到達。さすがにスキーはまだオフシーズンで、まだオープンはしていない。




そのエーデルワイス付近では、すっかり晩秋から初冬の雰囲気が漂っていた。




まさに磯野波平的な哀愁を感じさせる残り少ない紅葉の朱といえよう(なんだそりゃ)

<つづく>