2007.06.30
沖縄紀行:琉球八社を巡る -3日目ー (その6)
■ 金武湾を下る(きんわんをくだる)
金武宮を後にしたのは午後2時過ぎであった。まだ日も高くそのまま帰還するのは惜しいので、金武湾沿いを下って巡光条件で海を撮ってみよう。
といっても、意味もなく南下するわけではない。昨年行きそびれた浜比嘉島のシルミチュー霊場を目指し、琉球八社以外の霊場がどんな状況になっているのかを確認しておきたいのだ。
そんな訳で下道を行く。これは金武IC近くの岩礁の点在する付近。
またもやぎゅいーーーーんと音がするので見上げると、戦闘機が飛んでいる。これはF/A-18かな。
金武湾の向こう側にみえるのは平安座島。島の半分が石油基地なので白いタンクがずらりと並ぶ。目指す浜比嘉島はあの向こうにある。
もう少し南下して伊芸付近。なんと二期作で超超早場米として刈り取った稲穂が、ガードレールにずらりと干してあった(笑) ……なんともおおらかな所なんだなぁ。
ここは遠浅の砂地が沖合い数kmにわたって続く。今は引き潮なので薄いグリーンだが、満潮になればブルー基調のゆるやかなグラデーションが見られることだろう。そういえば、ここにくるときは毎度毎度引き潮タイムだな。
太陽光線と波の具合がいい感じだったのでしつこく1枚♪
米軍キャンプコートニーを迂回してやや内陸側を走り、具志川付近でふたたび海が見えてくる。ここから与勝半島に入り、海中道路に抜けていく。
与那城付近までくると海岸は超超超浅瀬になり、干潮時には数百mも波打ち際(リーフ内なのでそもそも波はあまりないけれど)が引くようになる。昔の那覇付近もこんな感じで、長虹堤が沖合いまですらりと伸びていたのだろうな。
やがて海中道路に到達。
引き潮なので景観的には駄目かと思いきや、海中道路からみる砂州はなかなかイイカンジなのであった。光線状態がすばらしく良く、ちょっと小さすぎて見えにくいが若いカップルが砂州を歩いているのが実に良かったヽ(´ー`)ノ せっかくなので大きいのも置いておこう。この幸せ者めw
海中道路は全長4.3km。前回着たときは天候に恵まれずイマイチな写真しか撮れなかったが、今日は日差しがありすぎて困るくらいのスーパー晴天だ。望遠で眺めるとゆらゆらと陽炎が立っていた。ここをわたって平安座島を経由して浜比嘉島に渡るのだ。
道路沿いの木がイイカンジだったので青空をバックに撮ってみた。これは何の木だろう? アダン・・・でいいのかな。それにしても、光線条件さえ整えばどこでも絵になってしまうのが沖縄の凄いところだと思う。
<つづく>